【完】想うのはこれから先も君ひとり
「でも、授業が…」


授業に出ないと分からなくなっちゅうよ…


「鮎川先生に話したら大丈夫って。まだ始まったばかりだからそんなに進まないだろうし。」


鮎川先生にも許可取ってくれたんだ


「とりあえず、入院中はゆっくりね。彩芽も連れて来るし優雅も心配で来るでしょ」


「ねぇ、ママ…ギュッてしてくれる?」


不安なの…入院なんて初めてだから。


「おいで」


確実に2人は寝れるベッドにママも寝転がりあたしを抱きしめてくれる


「あたしも丈瑠に甘えてばっかりだったのよね。あたしがお母さんと仲悪いのは知ってるでしょ?」


「なんでママ達仲悪いの?」


あたしはずっと気になっていたことを聞いてみた


「あたし、喧嘩ばっかりでお母さんを信頼出来なかったの」


ママは昔の出来事を話してくれた
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