【完】想うのはこれから先も君ひとり
丈瑠さん達には心配かけてられないんだと…


「優雅は帰る?」


「あぁ、参考書買いに行く」


コイツ頭良かったんだった


「じゃあ、杏莉またね」


愛花と優雅は行ってしまった


残された俺ら……。


こういう時はどうすれば良いのか?


「おっ、良いとこに居た」


書類を持った鮎川がやって来た

「先生、どうしたんですか?」

「いや、さっき愛花達にすれ違ってな。優斗、同じ方向だから途中まで送って行ってくれ」


……えっ?


「俺がですか?」


「あぁ、バイトじゃなかったら愛花に頼んでたんだけどな」


「先生、あたし1人で帰るんで大丈夫です」


「この大荷物だとお前の身体に負担が掛かる。だから、手伝ってもらえ」


鮎川の言葉に少し疑問を持った
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