【完】想うのはこれから先も君ひとり
杏莉がお風呂に入っている間に急いで準備を済ませる


実際、料理をするのは嫌いではない


だから、苦には思わない


杏莉のリクエストに答えてオムライスを作る


そして、サラダと吸い物を並べる


和食と洋食バラバラだけど気にしない


しばらくすると杏莉がお風呂から上がってきた


「お風呂、お先に入らせてもらったよ。湯加減もちょうど良かった」


髪の毛を拭きながら来る杏莉が可愛いと思った


「わぁ、美味しそう」


杏莉の笑顔はキラキラ輝いていた


「乾かしてやるからこっち来い。風邪引くぞ」


俺は手招きをして杏莉を呼ぶ


すると恥ずかしそうに近付いて来た


そして、椅子に座らせあらかじめ用意していたドライヤーのコンセントを繋げ杏莉の髪の毛を乾かす


乾かしている時の杏莉はとても静かだった
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