【完】想うのはこれから先も君ひとり
……転校初日


あたしはどうしたら良いか分からなくて始業式には出席せず屋上で過ごしていた


そんな時に出会った男の子


ちょっと変わった人


あたしのこと支えてくれる優しさがあったり時にはあたふたしたり…


本当に変な人


優斗君のおかげで愛花ちゃんに会えたんだけどね


学校もお昼までだから帰ってゆっくり自分のしたいことあったのに…


鮎川先生のせいで予定が狂った


こういう時ってどう接したら良いの?


普段、男の子とほとんど接する機会がないあたし


どうして良いか分からない


「とりあえず、行くぞ」


優斗君は自分の分の荷物を抱えあたしの分の荷物も持ってくれた


……結構、優しいじゃん


少しドキッとしたのは気のせいだよね?
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