【完】想うのはこれから先も君ひとり
「こんなにいっぱい良かったのかなぁ?」


片付けをしながら呟いていた


「姉貴がここまで買ってくれるってことは杏莉のこと気に入ってる証拠だな」


じゃないとこんなにたくさんは買わないだろう。

「優斗ー!!杏莉ちゃーん。ご飯出来たよ。」


姉貴の声がして作業している手を止めた


俺は真っ先に立ち上がり杏莉を支える


「ありがとう」


この家は段差もなくバリアフリーだから杏莉が転けることはないだろう


「美味しそう」


姉貴の料理を見た杏莉の一言。


姉貴も嬉しそうだ


今日の料理は和食

ご飯、味噌汁、肉じゃが、和え物


こんな短時間で出来る姉貴は凄いと思う

「いただきます」


杏莉は肉じゃがを頬張る


杏莉の感想が気になって自然と姉貴の箸も止まっていた
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