【完】想うのはこれから先も君ひとり
「美味し~♪」


杏莉のこの言葉を聞きホッとした姉貴の表情。


「料理上手なんですね」


「両親が仕事から帰ってくるの遅いからあたしが作ってるの。たまにここに来て作ったりもしてるのよ」


姉貴は杏莉に褒められて笑顔になっている


杏莉に褒められたことがよっぽど嬉しかったんだな。


それからは姉貴と杏莉が楽しそうに話していた


そんな光景を見ながら食器を洗いお茶を淹れる


杏莉が此処まで良く喋るなんて思ってもなかったが…


まぁ、ずっと笑顔で居てくれたし嬉しい


最初は姉貴に会わせない方が良いんじゃないかって思ったけど…


今は会わせて良かったって思ってる


改めて杏莉の発見も出来たし、何よりも楽しそうにしてくれてたから良かった。


俺はそんな杏莉を見て再び愛おしいと思ったのだった
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