【完】想うのはこれから先も君ひとり
あたし達は4人で他愛のない話をして帰った。


優斗はあたしが転ばないように手を握っていてくれた


本当に楽しかった


皆で居ることがこんなに楽しいなんて愛花達に出会って分かったんだよ?


話しているとあっという間に着いてしまった


「優斗、優雅。ちょっと杏莉とお話しするね」


「分かった。俺らは手伝いしておくな?」


優雅君は優しいからね


「杏莉、せっかくだから楽しめよ?」


あたしの頭をポンポンと撫でてくれた


「全く…。杏莉ちゃんには甘いんだから」


優雅君は呆れているようだった


「お前だって愛花には甘いくせにっ」


確かに愛花には甘いよね


「まぁ、お互い様じゃない?」


「杏莉ちゃんに言われたら仕方ないか…。優斗、行くぞ」


2人は逃げるように去って行った


「あれは照れ隠し」


愛花は分かっていたようだ
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