【完】想うのはこれから先も君ひとり
杏莉と愛花が話してる間、俺たちは手伝いをすることとなった


……はずが。


「2人ともちょっと良いかしら?」


瑠夏さんに呼ばれ誰も居ない部屋へと連れて行かれた


「今日ね、お客様が来たの」


……お客さん?


瑠夏さんの表情からして深刻らしい


「それで、夜に家に来て欲しいんだ。」


「此処で話せない内容ですか?」


小さく頷いた瑠夏さん。


「優斗には最初から最後まで聞いてほしいの」


……俺に?


「とりあえず、後でね」


瑠夏さんは慌ただしく何処かへ行ってしまった


何か、瑠夏さんの表情本当に深刻っぽい


「優斗に聞いて欲しいってどういうことだろうな?」


優雅も不思議そうだ。


「まぁ、夜になれば分かるしな」


平常心を装ったつもりでも内心はドキドキだ
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