【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗、キスして…?」


一瞬、耳を疑った


杏莉からそんな言葉聞けるなんて思ってなかったから…


「本気で言ってんの?」


本気らしく小さく頷いた杏莉。


「お願い…」


そんな潤んだ目で見られると耐えられねーよ


「良いんだな?」


“後戻りは出来ないぞ”と耳元で囁くと“優斗だから良いの”と再度頷いてくれた


俺は、杏莉の唇を塞いだ


「…んっ」


角度を変えながらキスを続ける


「ゆ…とっ。すっき。」


こんな可愛いこと言われたら止めらんねー。


いつもはコントロールが出来るのに今日はコントロールが出来ない


必死に俺に応えてくれる杏莉が可愛くて…


いろんなところにマーキングした。


独占欲の強さを実感しながらも“俺のものだ”と分かるように。


俺は杏莉の意識が遠のくまでキスを続けた
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