【完】想うのはこれから先も君ひとり
学校が始まり優斗と話さなくなって1週間


あたしは笑わなくなっていた


楽しいとすら思わない


優斗を避け続けた


それは、名越さんが優斗にくっついてるから。


本当は優斗の隣に居たいのにな…


あの時、強がっちゃった。


可愛くないな…あたし。


「東条さん、ちょっと来てくれる?」


放課後、名越さんに呼び出された


「杏莉、あたしも付いて行こうか?」


「大丈夫。教室戻ってて?」


愛花が言ってくれたけど愛花を巻き込みたくなかった


あたしは大人しく名越さんに付いて行く


連れて来られたのは体育館裏


そこには6人の男女が居た


「ふーん。辻岡の彼女ってこの子なんだ。思ったより可愛いじゃん」


1人の男の子が近寄って来てあたしにキスをする


しかも、優斗もしたことないような深いキス


嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!
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