【完】想うのはこれから先も君ひとり
優斗と別れてから本調子じゃないあたしは抵抗する力もなかった


男の子2人にされるがまま


触られて気持ち悪い


優しいキスじゃなく荒いキス


撫でられるのも気持ち悪いとしか思えない


やっぱり優斗が1番だ


名越さん達は楽しそうに見てるだけ


「杏莉!!」


一瞬、夢かと思った…


1番安心出来る人の声


今まで聞きたくても聞けなかった声


「えっ?なんで此処に優斗が居るの?」


やっぱり、優斗来てくれたんだ


「優斗!!助けて!!怖いよ…」


あたしは今出る声の大きさで優斗に助けを求めた


-----バシッ


「お前は黙っていれば良いんだよ…」


優斗には聞こえない声の大きさでそう囁かれた


…もう、死ぬのかな?


2人の男の子から思い切り叩かれたあたしはその場で意識を失った
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