【完】想うのはこれから先も君ひとり
-----トントン


「はい、どうぞ」


入ってきたのは姉貴だった


「杏莉ちゃんは…?」


姉貴もよっぽど心配だったのだろう


「1回、目覚まして愛花に会ってまた今さっき寝たばっかりだよ」


「そう。優斗、明日学校でしょ?あたし、明日休みだし面倒見とくわ」


そういえば、明日学校だったな…


……忘れてた


「優斗、あたし一旦、優雅送って帰るけどどうする?」


瑠夏さんと優雅が入ってきた


「瑠夏さん、お久しぶりです。杏莉ちゃんの面倒はあたしが見とくので優斗連れて帰って下さい」


姉貴に言われたら仕方ないか…。


言うこと聞いておかないと怒り出すしな。


「じゃあ、お願いします。明日の朝、様子見に来るよ」


「優斗の事だからいうと思った」


フフッと微笑む姉貴に見送られ家路についた
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