【完】想うのはこれから先も君ひとり
久しぶりに暴れてまた優斗に迷惑掛けてしまった


暴れたのなんていつ以来だろう


優斗に抱きしめられ気持ちが落ち着いた頃…


優斗が秋休みに何処かに出掛けることを提案してくれた


「夏休み、一緒に居られなくて出掛けてないし。杏莉の行きたいとこに連れてってやるよ」


……行きたいところか。


「静かで海が見える場所に行きたい」


誰も居ないところでゆっくりしたかった


「じゃあ、遠出するか」


「良いの…?」


あたしの我が儘叶えてくれるのかな?


「良いよ。杏莉の行きたいところに連れて行く」


「ありがとー!!」


優斗と出掛けられるなんて嬉しい♪


「ゆっくり出来る場所、予約しとくな?」


「いつも優斗に頼ってばっかり…ごめんね」


「お金には困ってないし心配すんな」


この人はどこまで優しいんだろ?
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