【完】想うのはこれから先も君ひとり
「大地さん達が?」


「あぁ、だから会ってこいってさ」


「でも、何で優斗が…。お前は関係ないはずだろ?」


優雅君は不思議そうだ


確かに何で優斗が…


「俺も今さっき知ったんだけど姉貴が葉月高校の出身らしいし杏莉の付き添いで。」


……未優さん。葉月高校の出身なんだ


「ということだから荷物だけ置いて制服のまま愛花ん家に集合な」


それだけを告げると一旦、愛花達と別れた


「杏莉、財布とタオルと絵を描く道具を持っときな」


「何で?」


「先生達がお前の描いた絵を見たいらしい」


「でも、荷物になるよ?」


「大丈夫。俺が持つから」


優斗ん家に着きバッグに携帯、財布、タオルを詰める


そしてトートバッグにスケッチブックとノートと鉛筆、色鉛筆を入れる


その荷物は優斗が持ってくれた
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