【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏莉の彼氏さんだよね?」
杏莉は俺のこと話したんだな。
俺は小さく頷いた
「良かった。杏莉に頼れる人が出来て…」
ホッとした表情を見せる寺脇
「杏莉ね、此処に居る時すごく寂しそうな顔をしてたの…。でも、久しぶりに会って明るくなってて驚いた」
「そんなに暗かったのか?」
今の杏莉では想像がつかない
「うん。喋るのはあたしと先生達だけで大人しかった。男の人を怖がってたの」
確か、初めて会った時も少し怯えてたような気がする
「でも、昔から絵を描く事が好きな杏莉はあたしが褒めてから笑うようになっていた」
“この子こんな風に笑うんだって思ったら嬉しくなった”と笑顔で答えていた
「でも、杏莉はイジメられてたの。だから、一切笑わなくなっちゃって」
此処でもイジメられてたんだな。
杏莉は俺のこと話したんだな。
俺は小さく頷いた
「良かった。杏莉に頼れる人が出来て…」
ホッとした表情を見せる寺脇
「杏莉ね、此処に居る時すごく寂しそうな顔をしてたの…。でも、久しぶりに会って明るくなってて驚いた」
「そんなに暗かったのか?」
今の杏莉では想像がつかない
「うん。喋るのはあたしと先生達だけで大人しかった。男の人を怖がってたの」
確か、初めて会った時も少し怯えてたような気がする
「でも、昔から絵を描く事が好きな杏莉はあたしが褒めてから笑うようになっていた」
“この子こんな風に笑うんだって思ったら嬉しくなった”と笑顔で答えていた
「でも、杏莉はイジメられてたの。だから、一切笑わなくなっちゃって」
此処でもイジメられてたんだな。