【完】想うのはこれから先も君ひとり
「さっき、言い争った罰。それに杏莉が寝るって言ってんだから…」


丈瑠さんは杏莉がすぐに寝付けるように配慮してくれたんだ。


杏莉は静かじゃないと練れないらしいから。


「荷物は下に置いて靴脱いで寝転がりな。」


「ごめんね。ありがと」


杏莉は眠かったらしくすぐに眠ってしまった


「…ん?あれ、家着いたの?」


愛花も目を覚ましたようだ


「瑠夏さん達買い物行った。俺ら留守番」


「そっか。優雅は?」


「瑠夏さんと丈瑠さんに怒られて罰として荷物持ち」


「なんでまた?」


俺は愛花が寝ている間に起きたことを杏莉の頭を撫でながら話した


「優雅らしいと言ったら優雅らしいけど…それは仕方ないね」


「愛花、良くあんなヤツのこと好きになったな?」


「幼なじみだからね。たまに頭抱えるくらい呆れる時もあるけど…」
< 372 / 686 >

この作品をシェア

pagetop