【完】想うのはこれから先も君ひとり
「お先に入ったよ。」


髪の毛を拭きながら戻って来た杏莉


「ご飯準備出来たから食べるか。といっても丈瑠さんがくれたお惣菜だけどな。」


「いつも準備させてごめんね。」


「気にすんな。杏莉には無理させたくないから。さっ、食べるぞ。」


俺達は椅子に座り食べ始めた


「優斗、今日はついて来てくれてありがと。」


「いいえ。楽しめたみたいで良かったな」


「うん!!久しぶりで楽しかった♪」


杏莉の笑顔は本当に嬉しそうだった。


それからは食事をしながら他愛のない話をして盛り上がった


楽しそうに話をする杏莉を見て微笑ましく思う


「優斗、お風呂入ってきなよ。あたし片付けとくから。」


「あぁ、頼んだ。」


「良いの。あたしに出来るのはこのくらいだし。」


食器を洗ってくれるだけでも助かってる
< 375 / 686 >

この作品をシェア

pagetop