【完】想うのはこれから先も君ひとり
目が覚めて周りを見渡すが優斗の姿はない


……優斗、どこ?


あたしはリビングへ行ってみた


「杏莉、おはよ」


キッチンに立って朝食の準備をしていた。


「おはよ」


良かった…


「もしかして居なくなったと思った?」


あたしは正直に頷いた


「何処にも行かねーよ。顔洗って制服に着替えて来い」


優斗に言われ洗面所に行き顔を洗う


顔を洗ってスッキリした気分になる


そして、制服に着替える


葉月高校の制服も好きだったけど聖桜学園の制服も好き


冬服は茶色のブレザーに赤と白のチェックのスカート


今の時期はブレザーの代わりに紺色のセーターを着る


そして、スカートの丈を短くする


葉月高校では丈を短くすることなんてなかったのにな。


でも、女子高生らしく居たい
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