【完】想うのはこれから先も君ひとり
「愛花、迎えに来たぞ」


声の主は丈瑠さん


「パパ!!来てくれたの?」


「あぁ、沙穂から連絡受けてな。ついでに沙穂も連れて帰る」


沙穂さん、連絡してたんだ。


「お兄ちゃん!!」


「沙穂、お疲れさん」


「沙穂さん、さっきはありがとうございました。」


お礼、言わなきゃね


「良いのよ。気に入ってくれたかしら?」


あたしは小さく頷いた


「さっ、乗りな。愛花と沙穂は1番後ろな。」


愛花達が乗り終えあたしは丈瑠さんと優斗の力を借りて乗り込む


「杏莉、楽しかったか?」


「はい!!楽しかったですよ」


学校帰りに遊んだりすることなくて憧れてたの


「愛花も久し振りに息抜き出来たみたいだな」


「えっ…?」


「表情が落ち着いてる」


丈瑠さん、良く見てるな。
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