【完】想うのはこれから先も君ひとり

「上手く撮れたぁ♪」


写真を上手く撮れたら笑顔になる


楽しそうに写真を撮る杏莉を見て俺まで笑顔になる


「帰ったら現像しような。アルバム作るか？」


「うん!!作る。」


「じゃあ、いっぱい撮らなきゃな？」


杏莉の頭を撫でながら呟く


それからは景色が綺麗な場所を散歩した


そして、暗くなって来たのでホテルに戻った


「先にお風呂入りな。」


露天風呂に行かなくても部屋に露天風呂らしくなっている


「うん。撮った写真見てて良いよ」


杏莉は必要な物だけを取りお風呂に入りに行った


俺はテーブルの上に置いてある杏莉のカメラの写真を見てみる


案外、上手く撮れてんじゃん


この撮った写真をデザインに生かすんだろうな。


スライドさせて次々に写真を見る


----フフッ


つい笑ってしまった。