【完】想うのはこれから先も君ひとり
自分の気持ちを落ち着けてから部屋に戻る


「優斗、早かったね」


カメラの画像をみながら杏莉が話し掛けて来た


あまりに似合いすぎてて直視出来ない


「杏莉、その服自分で選んだのか?」


意を決してソファーに座る杏莉の隣に行く


「これ、あたしが選んだんじゃないよ?未優さんが選んだの」


やっぱり姉貴の趣味か…


ちょっと派手なのを杏莉が選ぶわけがない


「あたし、拒否ったんだけど、未優さんの迫力に負けた…」


あの姉貴なら負けるよ…。


杏莉の話によると後、数着は買ったらしい


旅行の数日前に2人で買い物行って揃えていた


杏莉は姉貴の着せ替え人形だな。


「似合ってないでしょ?あたし、可愛くないし。」


「いや、可愛いよ?」


「お世辞は良いから。」


信じてくれてないな。
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