【完】想うのはこれから先も君ひとり
「キス…して?」


一瞬、聞き間違いかと思った


「本当に言ってる?」


「キスしてほしいの。」


杏莉のお願いは本当のようだった


俺は何も言わずに杏莉にキスをする


「…んっ、あっ///」


今までは必死に止めようともがいていた杏莉だが今日は俺を求めてくる


そんな杏莉を見ていると可愛くて止められない


でも、旅行はまだまだ始まったばかり…


自分の抑えれる範囲で抑えなければ。


「優斗?好っき」


キスを終え杏莉を抱きしめているとそんなことを言われた


顔を赤くして言ってくれた杏莉の耳元で“愛してる”と囁く


杏莉が抱きついてくれることで自分が必要とされていることを実感出来る


良く見るといつの間にか杏莉は眠っていた


そんな杏莉の可愛い寝顔の写真を撮り俺も眠りに就いた
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