【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏莉が泣かなくて良い」


気付いたら泣いていた…


なんか、愛花の気持ち凄く分かるから。


それに優斗の周りは可愛い子ばっかりであたし、自信がないよ…


「泉実ちゃん、可愛かった。優斗の周りには可愛い子ばっかり…」


あたし、嫉妬深いめんどくさい子だなぁ…


「俺が本気で好きになったのは杏莉が初めてだ。」


……本当かな?


「本当?ウソ付かない?」


優斗はしっかりと頷いて…


「俺が抱きしめたいと思うのもキスしたいって思うのも守りたいと思うのも杏莉だけ…」


そう言ってあたしの頭を自分の胸に押し付けるように抱きしめた


あたしもドキドキしてるけど優斗もドキドキしてる


「分かった?俺、杏莉と居るとドキドキする。こんな気持ち初めてなんだ」


そう言われて気持ちが楽になった
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