【完】想うのはこれから先も君ひとり
「ごめんね…?」


悩んでたあたしがバカみたい


「謝らなくて良いよ」


と言って頭を撫でてくれた


「優斗…いっぱいキスして?」


「はっ…?」


「優斗とキスしたい」


思ってたことをつい口に…


あたしは恥ずかしくて体勢を変えた


あたしにしては大胆なこと言ったな…。


「杏莉、こっち向いて?」


「嫌、だって真っ赤だもん」


こんな真っ赤な顔、見せられないよ…。


すると優斗に無理やり体勢を変えられた


「真っ赤だな。可愛い。」


“可愛い”と言われ更に真っ赤になるあたし


優斗から視線を背けようとしたその時…


「逃さねーよ。」


そう言われてしっかり優斗に掴まれ視線が合わさった


「杏莉が誘ったんだからな?杏莉は俺だけ見てれば良いんだよ。」


優しい優斗じゃなくて俺様な優斗だ。
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