【完】想うのはこれから先も君ひとり
「無理しすぎなんだよ。ゆっくりで良い」


「優斗、本当にあたしで良いの?優斗に相応しい人たくさん居るのに。」


こんなあたしで良いのかな?


「あたし、思うの。優斗に迷惑掛けてばっかりで何の役にも立ってないなって…。」


優斗は何も言わずに聞いている


「そんな、あたしが優斗の隣に居て良いのかなって…。」


不安になって仕方ないんだ。


「杏莉、ちょっと大人しくしててな?すぐに戻って来る」


それだけ言うと軽くキスして優斗は何処かに行ってしまった


1人取り残されて寂しくて仕方ない


あたし、寂しがり屋なんだ。


優斗の姿が見えないと不安になる


それだけ、あたしの中では優斗の存在が大きい証拠。


こんなに好きになるなんて思ってなかった


泣きたくなって布団を深く被って気が済むまで泣いた
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