【完】想うのはこれから先も君ひとり
「ありがとう…」


「俺、杏莉から離れねーから大丈夫」


“だから、心配ねーよ”って笑ってくれた


「好き…」


「知ってる。俺が好きなのは杏莉だけだから」


そう甘く囁いてくれた


「体調は?」


「だいぶ落ち着いた」


少しダルい感じはあるけど寝てたら楽になった


「愛花がヨーグルトとか果物買ってきてくれたけど食べるか?」


あたしは小さく頷きテーブルの上に乗ってある物からリンゴの入ったヨーグルトを選んだ


愛花にも迷惑掛けちゃったな。


「今日はこのまま寝ろ」


「優斗、あたし優斗の隣に居て良いの?」


いくら優しいからって不安になる


「当たり前じゃん。俺、これから先も杏莉と居ることしか考えてないから」


そう言われて安心出来た


だから、すぐに眠れたんだ
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