【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗、そろそろ杏莉と大志さんを会わせたいんだけど…。」


真剣な表情をして話す瑠夏さん


「そうですよね。俺も思ってたんです。」


早く会わせないと杏莉がもっと不安になる


「多分、忙しくて早いうちにってなりそうなのよね。」


……だろうな。


「杏莉には体調が回復してから言ってみますね」


とりあえず今は不安を取り除いてあげなければ…


買ったものを持ち家へ帰る


瑠夏さんと愛花も付いて来てくれた


「ただいま。」


杏莉からの返事はない


愛花は杏莉の様子を見に行ってくれた


「杏莉、寝てるよ」


寝てるなら良いんだけどな。


「でも、泣いた形跡もある」


愛花は心配そうな顔をした。


「優斗、夜ご飯作って帰るわね」


「すみません。ありがとうございます。」


今日は瑠夏さんに甘えよう。
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