【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗は優斗らしくね?あたしはどんな優斗でも大好きだよ?」


杏莉の言葉に救われた気がした


「ありがとう。さっさと作るから待っててな?」


小さく頷いた杏莉を見て朝食の準備に取りかかる


今日は連休だから休み


「杏莉、これからどうしたい?」


ご飯を食べながら聞いてみた


「優斗と一緒に居る」


「じゃあ、買い出し行くか。食材入ってないんだよ」


「うん。分かった」


そして分担して片付けをする


杏莉が食器を洗ってくれている間に俺は洗濯物を干してしまう


杏莉が片付けてくれるおかげでだいぶ楽なんだ


「優斗、片付けてしまったから着替えてくるね」


それだけ告げると着替えに行ってしまった


どんなに小さな行動でも可愛くて愛おしいと思ってしまう


こんな感情、初めてだ
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