【完】想うのはこれから先も君ひとり
「あたしが会っても良いんですかね?」


「もちろん。杏莉ちゃんは優斗の彼女でしょ?それに2人とも杏莉ちゃんに会ってお話ししたいらしいし。」


それなら仕方ないか…


「分かりました。会いますね」


これも優斗の為だもん


「でも、杏莉ちゃんはなんであんなヤツを好きになったの?」


「最初からありのままを見てくれたんです。優しくてあたしにとっては凄く頼りになって存在が大きい人。」


優斗が居なかったらあたしは恋なんてしなかった


「あんな弟でも好きになってくれる人が居るのね。」


「それはあたしも同じです。こんな身体のあたしを好きって言ってくれたのは優斗が初めてだから」


「優斗は多分、杏莉ちゃんの純粋さに惹かれたのよ。」


“なんせ杏莉ちゃんは可愛いからねー”と言いながら抱きしめられた
< 526 / 686 >

この作品をシェア

pagetop