【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏莉ちゃん、宜しくね。貴女の話は未優から聞いてるわ」


未優さんに誘導され話しながらソファーに座る


「未優さんには本当に良くして貰ってます。お姉ちゃんみたいで…」


「杏莉ちゃん、可愛いのよね。優斗には勿体ないわ」


未優さん、優斗には厳しいもんね


「ただいま。」


また誰か来た。


「お父さんが来たわね」


未優さんの一言であたしの緊張は増すばかり


「おや。お客さんかい?」


「そうなの。優斗の彼女らしいわよ」


未鈴さんは説明していた


「そうか。優斗の…。紹介してなかったね。辻岡博樹だ。宜しく」


辻岡博樹(ツジオカヒロキ)さん


いかにも病院の先生って感じの紳士的な人


「東条杏莉です。宜しくお願いします」


未鈴さんの時と同様、軽く自己紹介をする
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