【完】想うのはこれから先も君ひとり

「優斗は凄く優しくて頼りになる人です。病気の事も理解してくれて…。あたしには存在の大きい人」


「お父さん、優斗はね。杏莉ちゃんに会うまで付き合うのを面倒がってたから、杏莉ちゃんは優斗にとっても存在の大きい人だよ」


未優さんの説明に博樹さんは納得していた


「優斗に会って謝らなきゃいけないな。」


未鈴さんも博樹さんも反省しているみたいだった


「杏莉ちゃん、急で悪いんだけど明後日優斗を此処に連れてきてくれないかな？」


未鈴さんの言葉に驚いた


「明後日ですか？」


まぁ、学校は休みだけど。


「あたし達２人揃って休みなの」


それなら急でも仕方ないか。


「分かりました。説得してみますね」


２人揃って“ありがとう”と言われた


優斗が不安定になるのは覚悟出来てるから後はあたしが頑張るだけ。