【完】想うのはこれから先も君ひとり
そんなあたしを優斗は近寄り抱きしめてくれた


「怖かったんだよな。母さんに忠告されてたんだ。“気を付けろ”って」


さっき話してたのはこのことだったのか…


「優斗は悪くないよ?」


「だけど、怖い思いしただろ?」


確かにそうだけど。


「俺は杏莉を傷つけてばっかりだな」


悲しそうな顔をする優斗


「ううん。あたしはね、優斗が居てくれればそれで良いの」


優斗と居る時は幸せを感じられるから…。


「優斗以外の人に抱きしめられたりキスされたりするのは嫌…。優斗が良い」


なんか、恥ずかしいこと言ってるよね…あたし。


チラッと見ると優斗の顔が真っ赤


「杏莉、お前…反則。可愛すぎるから」


と言ってキスをする


これは優斗の照れ隠しだな。


あたしはそんな優斗を見ながら眠りに就いた
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