【完】想うのはこれから先も君ひとり
本当はあたしが準備しなきゃいけないんだろうけど…


片手が使えないと不便で優斗に頼ってばかり。


あたしは優斗が切った野菜を炒めていく


「杏、ちょっとずつ上手くなってるな?」


優斗は怒らずに褒めてくれるから嬉しい


「後は俺がやっておく。杏は風呂入ってこい」


あたしは荷物を持ちお風呂に向かった


そして、ゆっくりと体を休め優斗のとこへ行く


戻ってみると凄く美味しそうな匂いが充満していた


炒飯にお吸い物、マカロニサラダ、ヨーグルト


綺麗に盛り付けられテーブルに並べられていた


「食べるか」


優斗のその一言で食べ始めた


「ねぇ、優斗。後で甘えて良い?」


ダメ元で聞いてみる


「良いよ。片付けて俺が風呂から上がったらな?」


優斗にギューッてしてもらいたくなったの
< 577 / 686 >

この作品をシェア

pagetop