【完】想うのはこれから先も君ひとり
杏莉をゆっくり抱きしめて吸い付くようなキスをする


それを何度も繰り返す


姉貴に止められたからその分を埋めるようにたくさんキスをした


「…んっ///」


杏莉の甘い声は誰にも聞かれたくない


改めて独占欲の強さを実感した


「優斗…?好き…だよ」


“好き”と言われて嬉しいと感じたのは杏が初めて。


あまりに独占欲強かったら愛花に怒られるな。


「またキスしてね?」


真っ赤になりながらねだる杏莉


「可愛すぎ…」


恥ずかしい顔を隠したくて杏莉にキスをした


「杏、本当にありがとう。こんな俺だけどこれからも宜しくな?」


「あたしの方こそいっぱい迷惑かけるけど宜しくね。」


俺達はどちらかともなく口付けを交わした


杏莉には笑っていて欲しい


だから、守りたいと思ったんだ。
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