【完】想うのはこれから先も君ひとり
----翌日


学校へ行く準備をして朝食を食べる


杏はなんか不安そうな顔をしている


「杏…?」


「あっ、ごめん…」


これはなんかあるな。


とりあえず、食べ終わり片付けて歯磨きをする


「杏、どうした?」


ソファーに座り杏を膝の上に乗せ俺の方を向かせる


「良く分からないけど嫌な予感がする」


杏ってこういうのには敏感だからな


「大丈夫。俺が傍に居るから。」


「傍に居て…?」


「分かった。とりあえず、学校に行こうな」


「優斗…キスして?そしたら頑張れそう」


杏莉のお願いを聞き軽くおでこにキスをする


「……じゃない。」


「えっ?」


「おでこじゃなくて…いつものが良い」


そう、ねだる杏莉が可愛くて唇を塞ぐ


杏にしては積極的かもしれないな。
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