【完】想うのはこれから先も君ひとり
「はい。これお土産。」


お父さんは小さな袋を取り出しあたしと優斗に渡した

「出張で遠くに行って時間が出来たから買ってきたんだ」


「すみません。俺にまでありがとうございます」


「いやいや。俺の方こそ急に押し掛けて悪かったな」


お父さんは未優さんの隣に座った


優斗は1回あたしを下ろしキッチンへ向かう


「お茶で良いですか?」


優斗が聞くと2人とも頷いた


「杏莉はココアな」


お茶でも良いけど優斗が淹れてくれるんだったら何でも良い


「はい。どうぞ」


優斗は4人分の飲み物をテーブルに運びあたしの隣に座る


というか後ろから抱きしめられてる状態


「相変わらず、仲が良いのね。」


「喧嘩しないで仲が良いのが1番だよ」


なんて、お父さんと未優さんは話していた
< 607 / 686 >

この作品をシェア

pagetop