【完】想うのはこれから先も君ひとり
それからは他愛のない話で盛り上がった


学校のこととか、仕事のこととか…


「杏莉、優斗君と仲良くな?」


いきなり何を言うかと思ったら…


「うん。優斗以外考えられない。優斗だから信頼してるの」


「そうか。それは良かった。」


お父さんは嬉しそうだ


「大志さん、あたし帰ります」


「あぁ。付き合わせて悪かったね」


「いいえ。お疲れ様でした」


未優さんは帰って行った


「杏莉、ちょっと早いけど…高校卒業したらどうしたい?」


「進路?」


「あぁ、一応、聞いておこうかと思って…」


話さなきゃいけないよね


「カウンセラーの資格取りたいなと思ってる」


「デザインは?興味ないかい?」


「デザインの勉強もしたいけど…」


時間がない気がするんだよね
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