【完】想うのはこれから先も君ひとり

「相手が杏莉じゃなかったら確実に殴ってたね」


夕依から黒いオーラが出てる


「夕依、ごめんね…？」


「うわぁー!!やっぱり可愛いっ。」


夕依は杏莉に抱き付いていた


杏莉と夕依はお互いを理解してるんだな。


「２人とも喧嘩したことねーの？」


「「ないよ」」


即答ですか…。


それだけ仲良い証拠だよな


それからは愛花達とも合流し学校へ向かった


夕依は空き教室で勉強し時間を潰していた


鮎川も夕依の担任から事情を聞いてたみたいですぐに受け入れてくれて…


夕依はホッとした表情を見せていた



放課後になり愛花達はバイトだから俺達は３人で帰っていた


「夕依、みっけ」


男の声がして夕依を見ると咄嗟に俺達の後ろに隠れた


杏莉と俺に抱き付いた夕依は震えていた