【完】想うのはこれから先も君ひとり
「誠一…。なんで?」


コイツは夕依の彼氏だろう


「お前、俺の前から居なくなっただろ?」


ソイツはだんだんとこっちへ向かって来る


「貴方、誰ですか?」


こんな時、物怖じしない杏莉


「俺は山名誠一(ヤマナセイイチ)お前の後ろに隠れてるヤツの彼氏だよ」


「貴方なんですね。夕依からお話聞いてますよ。夕依はあたしに会いに来てくれたんです。」


「嘘だ。コイツは俺から逃げた」


杏莉と夕依の彼氏の言い争いは続く


「それは、貴方が暴力振るうからでしょ?そうじゃなかったら夕依は逃げませんよ?」


杏莉から黒いオーラが…


「お前に何が分かる?」


「夕依はあたしの良き理解者です。だから、言葉がなくても分かるんですよ。」


「そんなの知るかっ。」


山名は杏莉を殴りに掛かった
< 628 / 686 >

この作品をシェア

pagetop