【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏、起きれるか?」


「身体痛いから優斗、手伝って…」


相当な痛みらしく誰かの支えがないと起き上がれないらしい


夕依は心配そうに杏莉を見ている


「ごめんね…」


「謝らないの。もう終わったことでしょ?あたし、笑ってる夕依が好きだから」


俺達に支えられながらリビングへ戻った


「なんか食べるか?」


「ヨーグルト食べたい」


杏が食欲ない時ってヨーグルトしか食べないんだよな


「チキンライス作るか…」


冷蔵庫の中身を見ながらそう呟いた


杏莉にヨーグルトを渡し再びキッチンに戻り作業を開始した


3人分のチキンライスを作る


杏莉には小皿に…


少しなら食べるだろう


「こんなもんしか出来ないけど…」


そう言って夕依の前に出す


「ありがとう」


夕依もあんまり食欲なさそうだな
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