【完】想うのはこれから先も君ひとり
「食べれるだけで良いよ」


俺が言うと2人とも食べ始めた


「「美味しい~!!」」


2人して声が揃い完食してくれた


「2人ともゆっくり休んでな」


あんまり負担を掛けたくなかった


それから、お風呂に入り休むことになった


「杏莉、優斗君、おやすみなさい」


夕依は杏莉の部屋へと戻って行った


「杏、俺達も行こう」


杏莉は動けなさそうだ


そんな杏莉を抱き抱えて部屋へと戻る


「怖かったよぉ…」


俺と2人だけになり安心したのか涙を流した


そんな杏莉を寝転がり抱きしめる


「杏は良く頑張った。だから、泣けば良い。怖かったんだろ?」


夕依の前では強がってた


だけど、山名と言い争っている時、小刻みに体が震えていたんだ


夕依は気付いてなかったみたいだけどな。
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