【完】想うのはこれから先も君ひとり
それからはとんとん拍子で終わらせた
プリントを直しながら隣を見ると頻繁に欠伸をしている杏莉
「眠いのか?」
「一気に終わらせたら疲れちゃった」
ベッドの上に寝転がる
「優斗君は帰らなくて良いの?」
「俺が今、帰ったら杏莉は1人だぞ?」
「それは嫌だ…」
シュンとした杏莉を見て俺は咄嗟に抱きしめた
自分の行動に驚いたが杏莉が“少しでも安心してくれたら”なんて思う
「優斗君…わがまま言って良い?」
俺は首を傾げた
「もう少しこのままが良い」
杏莉は強く抱き着いて来た
コイツはコイツなりに寂しいんだな…
だけど、一生懸命堪えてる
そんな杏莉を俺は放っておけないと思った
優雅が言ってたな…“愛花のこと放っておけない”って…
俺は今、まさしく同じ気持ちだ
プリントを直しながら隣を見ると頻繁に欠伸をしている杏莉
「眠いのか?」
「一気に終わらせたら疲れちゃった」
ベッドの上に寝転がる
「優斗君は帰らなくて良いの?」
「俺が今、帰ったら杏莉は1人だぞ?」
「それは嫌だ…」
シュンとした杏莉を見て俺は咄嗟に抱きしめた
自分の行動に驚いたが杏莉が“少しでも安心してくれたら”なんて思う
「優斗君…わがまま言って良い?」
俺は首を傾げた
「もう少しこのままが良い」
杏莉は強く抱き着いて来た
コイツはコイツなりに寂しいんだな…
だけど、一生懸命堪えてる
そんな杏莉を俺は放っておけないと思った
優雅が言ってたな…“愛花のこと放っておけない”って…
俺は今、まさしく同じ気持ちだ