【完】想うのはこれから先も君ひとり
「それは良かった。これお土産」


と言ってテーブルに置いたのは大量のお菓子が入った袋


飴やらチョコレートやら…


「優雅と2人で取ってこの量」


あたしが言いたい事が分かったらしく答えていた


「買い物もして来たの?」


「洋服も買ってきた。ついでに大志さんにも会ってさ…」


それまで言いかけると今度は紙袋を出してきた


「大志さんからだ」


「お父さんから?」


優斗は小さく頷いた


「そしてこれは夕依にな」


夕依にも紙袋を渡していた


「あたしにまで良いの?」


夕依は申し訳なさそう


「良いんだよ。杏莉と好み似てるし選びやすかった。ついでにお揃いな」


“お揃い”って聞いて2人して顔がほころぶ


「「ありがとー」」


あたし達がお礼を言うと優斗は微笑んでいた
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