【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏莉、寝ろ。傍に居るから」


俺は杏莉をベッドに寝かせた


「優斗君も一緒に寝て?」


ねだる杏莉が可愛いと思った


仕方なく俺は杏莉のお願いを聞くことにした


あやしているうちに気持ち良さそうに寝ている杏莉の姿


本当はずっとこうして欲しかったんだと思う


それを今まで我慢してた


頼れる相手が居なかったから…


----トントン


入って来たのは瑠夏さん


「あら、杏莉寝たの?」


「はい。疲れたみたいです」


瑠夏さんは杏莉の食事をテーブルの上に置きベッドの近くに座る


「杏莉の寝顔、今までで1番穏やかかも…」


「えっ…?」


「たまにね、気になって合い鍵を使って中に入るんだけど…いつも涙が流れてたりうなされたりしてるの」


瑠夏さんは杏莉の頭を撫でながら話す
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