【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗…頑張って来てね?」


「あぁ、杏莉もな?」


優斗はあたしの頭を撫でてくれた


あれから夕依ともこまめに連絡を取り合うようになった


あたしも優斗も夕依もバイトしてるからなかなか会えないんだけどね


それから授業を受け放課後になりお父さんが経営するお店へ向かう


「杏莉ちゃん、お疲れ様」


お店へ行くと未優さんが出迎えてくれた


「杏莉、疲れただろ?ちょっと休んでから作業始めてな?」


奥からお父さんも出てきた


優斗や未優さんのおかげでお父さんとも仲良くやれている


最初の頃に比べると話せるようになった


「あの、アホ弟もバイト?」


「あっ、はい。でも、あたしが帰る頃には途中まで迎えに来てくれてますよ。」


優斗はあたしが終わる時間帯を見計らって迎えに来てくれる
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