【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗、しばらく様子見ててくれる?なんならここに泊まっても良いわよ。あたし夜勤だから」


「はい。俺で良ければ…。家に居ても暇だし気になるので。」


家に居ても暇で何もする事がない


それなら杏莉の世話してた方が良い


このまま放っておけねぇし


「あたしも杏莉の近くに居たいけど仕事しなきゃ。優斗、よろしくね」


愛花と瑠夏さんは仲良く出て行った


「ごめんね…あたしの相手してるとキツいだけなのに」


「心配すんなって。とりあえず寝ろ」


俺は杏莉の頭を撫でる


「眠ったら1人になりそうで怖いよ…」


「大丈夫。瑠夏さんと愛花に頼まれた以上、俺は此処に居るから」


「ほんと…?」


「あぁ、家に帰っても暇だし。1人って寂しいもんな?」

俺が言うと杏莉は小さく頷いた
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