【完】想うのはこれから先も君ひとり
「杏莉、落ち着いた?」


心配してくれる瑠夏さん


「はい。だいぶ落ち着きました」


「お粥作ったから食べてお風呂入ってゆっくりしてなさい。優斗もね?」


「俺もですか?」


「今日はあたしがご飯作ってあげるから」


瑠夏さん、料理上手だもんね


「ありがとうございます」


テーブルの上に置かれた食事を食べるため起き上がる


だけど、まだ身体が怠い


「大丈夫か?」


優斗君はあたしを支えてくれた


「ありがと。ご飯食べて薬飲んで布団に潜るね」


「無理はするなよ?」


あたしは小さく頷いてご飯を食べ始める


優斗君は目の前で勉強を始めていた


あたしの相手してると勉強する暇もないよね


何か申し訳ないな…


集中してるみたいで話す隙もないからご飯を食べて薬を飲んで布団に潜った
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