【完】想うのはこれから先も君ひとり
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……ん?


あっ、あたし寝たんだ


「杏莉、起きた?」


心配そうな顔をする愛花ちゃん


本当に傍に居てくれたんだ


「だいぶ落ち着いたか?」


優斗君は濡れタオルを替えながら聞く


「うん。今はだいぶ楽」


薬を飲んだおかげだよね


「2人ともごめんね?」


「謝らなくて良いよ。あたしこそ何も出来なくてごめんね?」


愛花ちゃんは謝らなくて良いのに…


「ううん。傍に居てくれるだけで充分だよ」


「そっか。良かった」


ニコッと笑った愛花ちゃんは可愛い


「あたし、帰るね?パパ達待ってるし。一旦、家に帰ったんだけど杏莉のことが心配で…」


わざわざあたしの為に来てくれたんだ…
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