大輔。

ウミ。






「…わ」


「綺麗だなーっ!」


「そうだね!もう夕方んなっちゃったけどね☆」


「すっげー綺麗だなー…。見とれる」


「そだよね…。きれー…」


 本当に綺麗だと思ったから、思わず太陽を見ると、目が輝いた。



「…っ!!お…お前より、海の方が断然綺麗だけどなっっ!!」



ん?大輔が珍しく焦ってるよ?もしかして、私が可愛すぎて見とれちゃった!?なーんてっ。

なぁに妄想してんだ、私は。このバカバカ~ッ!!



「なんか気分悪くなってきた…!!かか、帰るぜ?」


「えー…。私はもっといたいな?」


「なんだ?俺ともっといたいってか?」


「ちち…違うもん!」


やっぱこうなるんじゃん。


私、やっぱり大輔には勝てないみたい☆

< 19 / 32 >

この作品をシェア

pagetop