さあ、俺と秘密をはじめよう
ふぅーと息をついた了は瞬夜先生に悪魔の囁き、いや、大魔王のお告げを言う。
「瞬夜さん、そんなんじゃダメダメですよー。報復になりませんよー。やるなら徹底的に!屈辱という屈辱と羞恥を味あわせなきゃダメですよー。その後煮るなり焼くなり好きにしたり、闇企業とか裏にハゲの臓器売買したりすればいいんですよー。無論、懲戒免職は免れませんがというかしてあげます。それはもうこの世にいられなくなるほどの!」
ふふとにやりと笑う了(目だけは笑ってない)に対して誰もが悪魔だの鬼だの魔王だと思い浮かんだに違いない。
了は本当に敵に回したくない相手だと誰もが思うだろう。
瞬夜先生は悪魔…大魔王のお告げを受理したかのように企みを含んだ微笑みで了と手を組み合う。
今ここに悪魔連合軍結成って感じだな…。
「で、どうやって報復するんだよ?」
尚弥は肝心なとこを了たちに質問する。
にやと了は口角をあげる。
その瞬間、俺の背筋にぞっと来るものを感じた。
「それはですねー…」
俺たち手招きをし、小声で俺たちに告げる。